人間の可能性をバカにしてはいけない！

私たちは知らない間にたくさんの制限や制約を持ちながら、生活をしています。

「こんなもんかな」

「この程度でいいかな」

「この位の収入でいいかな」

「この程度の人生でいいかな」

などなど。

いつの間にか、自分でも気づかないうちに、た～くさんのいわゆるスタンダードのような基準を身につけているようです。

でも、

「これって必要ですか？」

「それで本当に大満足ですか？」

以前に会社員をしていた頃、派遣スタッフとして勤務をしていた男性がいました。彼はアメリカに留学経験もあり、当時20代でまだ若く、色々なポテンシャルがありそうでした。

それでもどういう訳か、キャリアでの向上心はあまりなさそうな様子でした。

派遣スタッフとしての勤務が3年になろうという頃、人事部から「社員への転向を希望するか確認するように」との連絡がありました。

そこで、部内のスタッフが本人に確認をしたのです。

でも、当時の彼の様子を見ていると、きっと「派遣のままでいいです」という返事だろうなと、皆予測していました。

しかし、ご本人の答えは

「社員になりたいです。僕、頑張ります！」

でした。

そして、その後は何だか目の色が変わったように、突如やる気モードになったのです。

その返答にも驚いたのですが、彼のモチベーションの変わりようには更に驚きました。

そのときに強く思ったことは、「人間の可能性をバカにしてはいけない！」ということでした。

人間「そこまでは求められていない」と感じると、自分の力を発揮するにも「この程度でいいか」と知らず知らずに制限をつけてしまいます。

「そこまで求めてないよ」

「あなたはきっとこの程普度しかできないでしょ」

という気持ちは、口に出さなくても全身から常に伝わりますからね(笑)。

それが、自分の可能性が求められているという状況に変わった途端、モチベーションやパフォーマンスが一気に変わります。

これって実は私たち、自分自身にもやっていますよね？

「自分はきっとこの程度かな」

「このくらいでいいかな」

「ここまでできればいいかな」

などなど。

この制限は、全部必要ないものです。

人間の可能性は、本来無限大です。

私は大学の授業でも「この程度でいいかな？」と、難易度を下げることは一切しません。

「この位できて当然ですよ」という態度で差し出せば、実際普通にできるようになるからです。

以前に会社を早期退職された50代の男性が聴講生としてマーケティングの科目を受講されていたとき、期末試験後に「問題を見たとき、皆衝撃が走ったと思います」と言われました。

「問題が難しかった」と感想を伝えてくださったのですが、この問題学生さんは実は難なくこなせています。「このレベルは難しくて無理だろう」と思うのは、実は教える側の制限だったりします。

ちなみにこの期末試験、この聴講生の男性は素晴らしい回答をされていました。

私はストレングスファインダーでの強みに“最上志向”を持っていますので、セッションでもクライアントさんの到達点は常に最上を目指しています。

あっ、でも知らない間にスルッとラク～にその場所までナビゲートする感じですので、ご安心くださいね。皆さんそうとは気づかずに、ラク～に進んで行かれますので。

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