【箱根三社参り2】箱根元宮～この世ならぬ、天空の世界へ～

箱根三社参りの、一社目「箱根神社」への参拝を終えて、箱根本宮（はこねもとつみや）へ向かいます。

芦ノ湖沿いの神社通りを歩いて行きます。今の時期はウォーキング＆参拝も、快適です。

5～6分歩くと、芦ノ湖の湖上に立つ「平和の鳥居」があります。とっても神秘的でフォトジェニックなスポットですね。

なのですが、写真撮影の列ができていたので、今回はそのまま通過です。代わりに、横から撮ってきました（笑）。

「平和の鳥居」を過ぎると、歩いている人もほぼいなくなりました。芦ノ湖の水の音を聞きながら、緑の中を歩くのは、本当に気持ちが良かったです。

「ここは日本ではないみたい」そんな感覚を覚えながら歩いていました。

「平和の鳥居」から5～6分歩くと、芦ノ湖に面した山のホテルのティールーム「プレミアムショップ&サロン・ド・テ ロザージュ」があります。

「箱根では、和っぽいものでも食べようかな」と思っていたのですが、素晴らしロケーションに惹かれこちらで一休みです。

オープンテラスで水の音を聞きながら、心地よい日差しを感じながらのティーセットで、色々なエネルギーをチャージできました。季節のデザートは、いちじくでした。こういう時間が大切ですね。

休憩後、芦ノ湖沿いを20分位歩くと、「箱根本宮」行きのロープウェイ乗り場に到着です。

ロープウェイは20分間隔で、乗車時間は7分位でした。

この日は久しぶりに太陽が顔を出した日だったのですが、ロープウェイを降りると、一面真っ白。霧で覆われていました。

下の世界を見下ろしても、芦ノ湖も何も見えません。「前方が見えなくて、迷子になるのでは？？」なんて思いましたが、そこまでではありませんでした（笑）。

少し前に、読み返していた本で

と書かれていました。

「きっとそうだろうな」と思いながら読んでいましたが、ここに来て確信しました。

この霧の世界は、正に玉手箱の煙ですね。

箱根神社の奥宮である「箱根元宮」。

箱根山の中央火口丘のひとつ、駒ヶ岳の山頂にあります。

標高1356ｍなので、下の世界より涼しいです。気温は17度と言われていました。

駒ヶ岳山頂は、今からおよそ2400年も昔からの山岳信仰の地だったそうです。駒ヶ岳の北に位置する神山のご神威を崇めたのが始まりとのことです。

階段を上りながら、「この世界は、正にヒーリングで訪れることのある場所だ」と思いました。そこは、いわゆる天界です。上の世界から、下の世界を見ている場所。そのリアル版でした。

階段を上り赤い鳥居をくぐったとことにあるのが、「馬降石」です。

神様が白馬に乗り降臨されたと言い伝えられ、石の上には白馬が降り立った時に蹄によってできた穴があり、そこに溜まった水は日照りでも枯れないといわれているそうです。

こちらが拝殿です。

神山をご神体としているため、本殿はありません。

拝殿の左側にあるのが、古代祭祀遺跡です。

古代では、ここから神山に向かい祈りを捧げていたのだと思います。

この場所はひときわ、素晴らしいエネルギーが流れていました。

あまりの心地良さに、しばらくその場で過ごしました。

「ずっとこの場所にいたい、降りたくない」そんな場所でした。

大地に座ってゆっくり瞑想したい、そんな場所ですね。

地球に降りてくるときも、きっとこんな気分だったのですよね。

以前にアカシックリーティングのセッションで、「最初に地球に来たときは、（高い次元から）意を決してやって来た（ダイブオフ）」と言われましたが、その感じをありありと感じました。

標高1300mの世界には、高い木はないですが、花は咲いていました。そして、ミツバチも飛んでいました。

心ゆくまでエネルギーを感じると、太陽が出てきました。

そして、少しずつ下の世界が姿を現しました。

上とは勝手が違うものの、だからこそ下の世界は興味深いし、好奇心をそそられますね。

「箱根本宮」は、天界のエネルギーが流れている、上の世界を思い出させてくれる、素晴らしい場所でした。この世ではない場所に足を踏み入れた、そんな体験でした。

あの独特なエネルギーを体感しに、また伺いたいと思います。

箱根三社参り、ロープウェイを降りて、次は「九頭龍神社本宮」に向かいます。